コミネカエデの寺とイケメン和尚(横瀬町)
秩父巡礼札所8番に向かう
横瀬編1の記事から。
町歩きの次に目指すは秩父三十四観音霊場の八番札所・西善寺(さいぜんじ)です。
というのも、三十路が未婚の間に二度も結婚した姉に今度子供が生まれるんで、安産家族祈願しにいくのです。
たまらない風景写真が撮れそうな道を行きます。
近道があるので行ってみましょう。
ちょうど収穫前のお米がなっています。きれいなこがね色ですね。
動画編(ニコニコ)はこちらからどうぞ
秩父札所巡り(1箇所だけ)をする
案内札があるのに例によってガバガバ迷って大幅体力ロスしましたが、なんとか着きました。ここが八番札所・西善寺(さいぜんじ)です。
実は、姉に子供が生まれるので安産祈願に来ました。
看板を見るとどうも厳しそうなお寺。いそいそと撮影道具をしまっていると、謎のおじさんに声をかけられる。
おじさん「巡礼にきたの?」
私「あ、はあ」
おじさん「書くものもってちょっと来な! 最速の回り方教えてやるから」
待ってちょっと待って、速すぎるよおじさん。
おじさん直伝の秩父三十四箇所巡礼(最速)はこちら→
おじさん「ここねえ、カエデがあるんだよ! 県の指定記念物」
私「ファッ!?」
おすしが見上げると、大きなカエデの木。
私「大きいですね」
おじさん「そりゃ、日本一だからな!」
下調べもせずに来たけど、なんだか良いものを見れてラッキー。
でも、埼玉を紹介する動画なのに画面の前の諸兄に見せられないのが残念…と思っていたところ。
おじさん「TVカメラもよく撮影しにくるんだよな」
私「えっ!? 撮影は禁止では…?」
おじさん「あ、いいのいいの。前の住職は厳しかったんだけどよー、若い住職に変わったから。しかも独身!」
私「独身!?」(煩悩三十路)
(※独身は当時の話なので今はわからない)
若い住職といえば、このころ書いてたワナビラノベが、イケメン坊主の話でした。
ああ、でもラノベ作家よか檀家夫人もいいなあと思いつつ、キレイなお庭とカエデを鑑賞。
おじさんが「撮ってっていいよ」というので、一応(?)撮影許可もいただきました。
夏で緑が青々してとても綺麗だったのですが、春夏秋冬といろんな表情が楽しめるようです。
※諸兄には是非本物を見ていただきたいので、あんまり映してません。
阿弥陀仏様はさすがに撮影NGですが、美しい十一面仏でした。仏像マニアは是非。
うわさのイケメン(独身?)住職登場
おじさんにお礼を言って帰ろうとしたところ、ライダースーツを着た坊主頭のイケメンとすれ違う。
あれ、この人がもしや住職?
確証がもてないまま、とりあえず会釈して通り過ぎると、イケメン(アラフォー推定)が追いかけてきた!
イケメン住職「あの、私ここの住職なんですが、もしやこの経本を落とされませんでした?」(美ボイス)
私「え…ちちち、違います///」
イケメン住職「そうですか、ありがとうございます」(ニッコリ)
イケメンで高身長で三十路の大好きな埼玉出身声優・杉田兄貴にも負けないイケボ。
ほほほ、惚れてしまうやろーーーっ!(煩悩だらけ)
これが、私と住職の初めての出会いでした…(回想)とかにならないかな。ならないね、うん。
(よく考えて歩き回ったへとへとのすっぴんジャージ姿で出会いもクソもないんですがそれは)
帰り道を歩いてたら、住職の乗ったバイクが会釈しながらブーンと行きました。
なんだ、ニブルヘイム横瀬にいたのは大型バイクで大剣振り回すイケメンソルジャーじゃなくて、バイクに乗ったイケメン住職だったんですね!(納得)
駅に戻って来ました
さて、次はネットで見つけた寺坂棚田に行こうと考えていたのですが、いくら秋とはいえ、歩き回ったのと最後の住職で余計なお熱が出たので体がとってもホット。
横瀬には寺坂棚田というものがあって、秋には彼岸花が満開らしい。
(本当は最初にここに行こうと思ってたんだけど、気分で動くガバ旅だからしょうがないね。)
観光案内も兼ねている売店のお姉様に今も咲いてるか尋ねると、「全然まだ!」との回答をいただきました。
町おこしのために、地元の方が作った棚田を使ったイベントを夏にも開催したそうですが、残念ながらその時は雨で中止になってしまったそう。彼岸花の祭りは9月20日開催、今度は晴れるといいですね。
駅の売店兼観光案内所で、氷柱で有名な芦ヶ久保(隣の地域)の手作り饅頭と冷たいお茶をいただきます。
皮がもっちり、素朴な味で美味。
埼玉北部(荒川流域)では、うどんをはじめ粉物が発達していて、朝食にはおまんじゅうを食べていたそう。「朝まんじゅう」という言葉があったくらいおまんじゅう文化が発達していたそうです。
やっぱり秩父地方はいいなあ。横瀬はとくに武甲山が素敵。
秩父はその町によって少しずつ文化が違うところが、何度行っても面白いです。
とても楽しい旅になりました。横瀬の方、本当にありがとうございました!